高齢者の方々へのワクチン接種を始めさせて頂いて一週間。心配していた副反応もなく、今のところほっとしています。これから、接種対象が少しずつ65歳以下の若年層に移っていきます。全人口の75%が2回接種を受けて初めて集団免疫が得られるとするならば、どんどん接種を加速させなければなりません。でも、若い人ほどワクチンに対して反応が早く、強い。だからワクチンの有効性も上がるけれど、副反応の可能性も高くなるのです。
今回のm-RNAのワクチン、欧米で感染率が著減していることからもわかるように有効性はバッチリなようです。でも、効果はいつまで?これからの研究に俟たれますが1年未満の可能性も…。そうすると、今後インフルエンザワクチンのように毎年の接種が必要になるかもしれません。
千葉大学病院の“コロナワクチンセンター”からの報告です。ワクチンを2回接種した同院職員1774人(21~72歳)を対象に血液検査を行ったところ、血中の抗体量が99.9%で増加していた。さらに全世代で女性の方が男性より多い傾向が見られたといいます。とりわけ、20代の女性の抗体量は断トツで、60代男性に比べ約2倍でした。その理由ははっきりしません。
Among every age, and gender group, women, especially in their 20s, have obtained the strongest immunity against COVID19 by vaccination.
でも、私自身はなんとなくイメージできるのです。日常診療させて頂いていても、女性はストレス(ワクチンを含む)に対してすごく敏感でいらっしゃる。不眠・神経性胃炎・過活動性膀胱・自律神経失調による動悸、息切れ等多くの不定愁訴を訴えておられます…。