宇宙飛行中におこる変化とは?無重力なので体を支える骨に一切の重みがかからない。だから、骨の必要性が失われて骨を破壊する破骨細胞が増加して、骨が吸収されることにより骨量が減少していくのです。
ほとんど歩かない、あるいはほぼ寝たきりの御高齢の方々の骨密度が著減する骨粗鬆症は、必然のことであり、病気という位置づけより私たち循環器を専門にする医師からみたら、ただの老化?と思ったりします。もちろん、骨量維持のための切り札となる破骨細胞を抑制するビスフォスフォネートという薬を評価することにやぶさかではありません。でもこの薬、やはり副作用があります。額骨炎、歯を抜く時に注意して下さいとか、強くなったはずの骨が意外と簡単にガラスのように壊れるような非定型性大腿骨骨折とか。まれですけど、要注意です。
ならば、常日頃から心がけたいことは…。毎日下肢に負荷をかけ続けることなのです。歩く、そしてスクワット、片足立ち等、骨のみならず筋力も鍛えられる。薬ありきではなく、まず体を動かしましょう。
当院のホームページ等で、すでに御紹介させて頂いている沖縄のサトウキビから作られたシュガーケイソ。ミネラルの一種ケイ素がこの骨粗鬆に強力な役割を果たしています。ケイ素は組織のコラーゲン等を強力に結びつけるのです。90歳の女性がシュガーケイソを患部に塗り、膝関節の痛みがとれ、そして摂取することで骨塩量が増加し、整形外科の医師からこの年齢でこの改善はみたことがないと言われたそうです。
米国フラミンガム研究からの報告です。ケイ素はカルシウムより骨粗鬆に効果的だと。

Dietary Silicon Intake Is Positively Associated With Bone Mineral Density in Men and Premenopausal Women of the Framingham Offspring Cohort

強い骨は、愛する人の心も動かすのです。城卓矢さんの歌“骨まで愛して”です。

生きてるかぎりは どこまでも
探しつづける 恋ねぐら
傷つきよごれた わたしでも
骨まで骨まで
骨まで愛してほしいのよ