このブログ、久々の更新です。皆様いつも御来院くださり、ありがとうございます。いかがお過ごしですか?くれぐれも御自愛くださいませ。
さて、コロナ感染も5類となり、日常が戻ってまいりました。でも、コロナ前と少し違った状況があります。それは、いつもこの時期は花粉症も終局を迎え、外来の患者さんも減ってくる。今年は?咳が数週間から数ヶ月続いている、レントゲンも異常がないという方が激増しています。では何故?
聴診させて頂くと、咳をされるとき、ヒューという喘鳴が聞こえる。いわゆる咳喘息なのです。長い長い引きこもり生活で運動不足なのか、ストレスなのか、皆様の免疫力が低下しているのは間違いなさそうです。
さてそんな中、昨年11月西神中央ホールでコンサートを開催させて頂き、500人の方に来て頂きました。私のボイストレーナーのMya吉田さん、米国ボストンのバークリー音大を卒業され、米国で22年御活躍されたジャズ・シンガーソングライターで、皆様から大好評を頂きました。
その余韻がさめやらぬ中、今回8月19日中村医院サマーフェスティバルと称してコンサートを開催させて頂くことになりました。吉田さんのご紹介でジャスのバンドが来て下さって、その方々の伴奏で歌わせて頂きます。
吉田さんに演歌を歌ってもいいですか?と尋ねると、演歌はキーが簡単なので1番易しい。でもいつも先生の歌を聴かれている方はあれ?いつもと違うと思われるかも、という答えが返ってきました。
以前、フランクシナトラのカバーで覚えた歌「Fly me to the moon(私を月に連れてって)」実はこの歌、ジャズのスタンダードナンバーなのです。この曲がヒットした1960年代は、アメリカが月まで有人飛行するアポロ計画に取り組んでいた時期でした。その歌詞の内容からアポロ計画のテーマソングになっていたのです。
さて、演歌の大御所 八代亜紀さんが自身のルーツとしてあげたのがジュリー・ロンドン歌唱バージョンの「Fly me to the moon」でした。八代さんがジャズの名曲の同曲に出会ったのは12歳の時で、父がジャケ買いしたレコードからの影響だったと言います。当時ハスキーな声にコンプレックスがあった八代さんですが、ジュリーのハスキーかつかっこいい声に惹かれ“この曲を覚えたい、こういう歌を歌いたい”と思ったことが歌の道を志すきっかけになったと言います。八代さんのヒット曲「舟歌」“お酒はぬるめの燗がいい 肴はあぶったイカでいい”の原点はジャズだったんです。
ここで私も自信を持ちました。ジャズはアメリカ人、演歌は日本人の心の叫びだと。それは万国共通なのだと。だから聞いて下さい。長良川演歌を。昭和の時代、女性の耐え忍ぶ姿、“逢うたひと夜の情けを乗せて こころまかせの鵜飼い舟”
その他、「そして神戸」「およげ!たいやきくん」等、10数曲をバンドの方々と共に歌わせて頂きます。
暑さ厳しき折の開催です。皆様お気をつけてご来場下さい。
I wonder what my enka accompanied by jazz band would sound like.