今年6月、英国はエリザベス女王の在位70周年を祝う式典を盛大に挙行しました。素晴らしいレガシーですが、時にスキャンダルにみまわれた時もありました。
特に1990年代、4人の子供のうち3人が離婚を経験する。1997年 女王の息子チャールズ皇太子と離婚したダイアナ妃がパリで恋人といるところをパパラッチに追い回されたことにより交通事故死する。折しも今年ダイアナ妃没後25年にあたります。

On occasion, there has been little to laugh about, however. During the 1990s, three of her four children would divorce. And then, that crash.
“…getting word that the French government has informed all of us that Princess Diana has died.” (CNN anchor, in 1997)
(CNN English Express)

 

それらの苦難を乗り越え、女王は70年間イギリス国民の精神的支柱であり続けたのです。
そして日本国民の精神的支柱である皇室との関係は?

昭和50年エリザベス女王は英国国王として初めて日本の地を踏みました。女王は6日間の日程を終えて帰国する直前、昭和天皇から教えを受けたことを打ち明けていました。女王は“地球を半周して報われました”と訪日の成果を実感したご様子だったといいます。

女王は皇室関係者に“女王は孤独なもの”“重大な決定を下すのは自分しかいない”そして、“この立場が分かって頂けるのは、ご在位50年の天皇陛下しかおられません”と説明したとのことです。

そして昭和天皇も英国国王から教えを受けた経験がありました。大正10年の訪欧について問われた昭和天皇が“当時の英国国王・ジョージ5世から立憲政治のあり方について聞いたことが終生の考えの根本にある”と。

Imperial, Royal families forged long-lasting ties
Strong bonds helped to bring Japan, Britain closer together
(The Japan News)

改めて日英の近しい関係、これを大切にしていきたいですね。
人は孤独感を感じた時、どう対処するのでしょう。私の場合は愛の歌を大声で歌うことでした。