私の大好きな季節がやってきます。キンキンに冷えた生ビールをぐいっと一気に飲む。その瞬間のために今日まで生きてきたようなものです。

昨日、本能で生きるということというブログを書きました。そこで思います。ああ私も本能的にビールが好きなんだ。子供の頃、両親に咎められながら時々ビールを2-3口飲んでいました。“ドイツでは子供の頃からビールが飲めるんだから少しぐらいいいじゃん”と屁理屈をこねながら。

さて26日の朝日新聞の天声人語からです。外食で「お飲み物は?」と聞かれるとほとんどの人が言います。「とりあえず、ビール」、フランクバルム著の「酔っ払いが変えた世界史」にあります。人類はまずビールが欲しくて穀物栽培をはじめたかもしれないと。パン作りよりビール作りが先だったとの説があると。ビールは栄養価が高く、英気を養う液体にまず行き当たり、パンはその後だった。だからビールは人類の本能から生まれたものなのですね。

ただ初期のビールはアルコール度が低く、食感はおかゆに近かったみたいです。そういえば30年前、ミュンヘンを訪れた時のビールは生ぬるく“まずい”と思った記憶があります。
さて、酒に飲まれぬようにだけ注意しましょう。

先日、財務省の幹部が電車内で乗客を殴って逮捕される事件がありました。古代エジプトでもビールはよく飲まれたようで、戒めの文書が残っている。“君が酔って倒れたら仲間たちは「この酔っ払いを戸口の外に放り出せ」というだろう”などと記されている。古代人から愚かさも楽しさも引き継いだ杯である。皆さん楽しく乾杯しましょうね。
そして熱中症に注意して下さい。ビールは水分も多いですけど、アルコール飲料なので利尿作用もある。だから水分補給は忘れないで下さい。

今あらゆる物価が上がっている。特に小麦不足が懸念されています。ビールも値上げの方向に。ビールの原料は大麦、この世からビールが消えたらもう生きていけない、大丈夫かなと心配しています。

 

Here comes the beer summer. Shall we enjoy extracold one?
Those we are worried about are rising price and supply shortage of raw material, barley.

 

NHKの連続テレビ小説の「マッサン」、主題歌である中島みゆきさんの「麦の唄」、夫婦でウイスキーを作る話です。スコットランドでエリーと出会った政春はエリーと結婚、エリーが政春を“マッサン”と呼んだことからタイトルがついています。本場スコットランドで学んだ技術を活かして日本でウイスキー作りを始めるマッサン、ウイスキーは麦から作ることからタイトルに麦を入れています。

ここでの麦は自分です。歌を故郷(スコットランド)へのメッセージの意味で使っています。自分に翼はなくても、歌は風にのせて自分の意志を故郷へ伝えていく。