去る4月29日、日本家道山川流の「第5回世界発信の日」が池田市の不死王閣で盛大に開かれました。家元や国内外の関係者が約100人出席されていました。私ども夫婦は、遠藤祐子宗家から御招待を受け、参加させて頂きました。生け花パフォーマンスして下さいねと遠藤先生から言われた時は少し構えました。私は生け花とは華道であり、奥の深い深い芸術であるとの認識を持っていました。なのに生け花に関し、これっぽっちの知識もない、だからできるはずがないと思ったからです。でも心配無用でした。世界でただ一つの“調和の花”“生け花が導く世界平和の道”をテーマに生まれたのが、日本家道山川流なのです。“融和団結”を理念とし、参加者全員が平和を願いながら心を一つにしていくことで調和の花を完成させていくのです。だから私どもは一本の花をスタッフの方がここに生けて下さいと言われるがままに参加させて頂きました。
初心者に優しい、誰もが気軽に楽しめる、生け花を通じて人間性や人との交流、祖先、家族、友人への思いなどを養うことを目指している、そして遠藤宗家は一人道・数人道・多人道、そして舞台装飾等の芸出を通して世界中に家元という花王国を造り続け、世界平和に役立っていきますと決意を語っておられます。
なんという素晴らしいこと、僭越ながら一曲歌わせて頂いた私は、感動で声が震えました。この世界中の野原一杯に平和の花を咲かせたいという思いを込めて、森山良子さんの「この広い野原いっぱい」を選んだのです。
写真は参加者全員で完成させた調和の花です。
この9月にはドバイで世界発信されるそうです。今、一触即発の世の中、世界平和を心から願わずにはいられません。
We have been invited to the party held by Sansenryu (Flower arrangement) which was very enjoyable and enlightning. The message from Flower Kingdom. We will leave the realization of world peace to the belovedly arranged flowers. All participants are joining in the performance.
花には不思議な力があります。“震災からの復興”そして“世界平和への願い”にとって。
「花は咲く」はNHKによる東日本大震災の被災地、そして被災者の方々の復興支援のために制作されたチャリティーソングです。作詞の岩井俊二さんは言っています。
この歌は震災で亡くなった方の目線で作りました。そして作曲の菅野よう子さんは“100年経って、なんのために、あるいはどんなきっかけで出来た曲か忘れられて、よみ人知らずで残る曲になるといいなあと願っています”と言われています。