最近、サウナブームだそうです。それだけ健康志向の人が増えているのでしょう。では、サウナの効果はどこに?

まずサウナは80℃~90℃という熱気浴、当然血流は安静時に2倍近くに亢進します。その結果酸素の摂取量が増え、筋肉疲労物質を分泌するなど肉体疲労を回復し、エネルギー再生産がなされて疲労回復の効果が上がります。

そしてサウナによる高温の空気が全身の皮膚を刺激し、中枢神経の興奮が高められます。これによって神経による身体機能の調整が促され、ストレスの解消になるのです。

入浴の直後は一時的に血圧が上昇しますが、その後血管の拡張によって最高血圧・最低血圧ともに低下します。ここが私にとっての1番のポイントです。体を温める、血管が拡張する、そして冷水浴をする、血管は急速に収縮する、だから血管は拡張・収縮をくり返すことにより柔軟性を保たれるのでは?私のいう血管体操です。だから私は普通の温浴の後でも冷水を浴びています。

Sauna has various health benefits, such as improving systemic circulation and metabolism.
Repeating warm and cold water bath alternately should keep blood vessels’ elasticity.

さて、先日の葉加瀬太郎さんのコンサートです。トークで語られていました。コンサートは神戸国際会館で、“この会館が1番好きです。天井の高さも我が家の居間の高さと一緒でくつろげます。”と。そしてコンサートの日の朝、“今朝神戸サウナに行ってきました。サウナブームですごく混んでいました。3時間入ってあかすりもしました。この頃サウナハットっていうものもあるんですね。まぁどうでもいいことですけど。”

サウナハットは日常的にサウナに入る北欧では一般的なアイテムです。1つは髪を守るため。サウナ室は基本的に乾燥しているため、髪に含まれる水が抜けてダメージを受け、パサパサになってしまうことがあるためにかぶる。2つめはのぼせを防ぐため。サウナハットは断熱性が重要で、のぼせて頭がくらくらするのを防ぐためにかぶるのです。

いずれにしてもこれからはクーラーの季節、体を冷やさないように注意しましょう。

そして私たちには強い味方が。サウナは遠赤外線なので、体の表面しか温まらない。でも天然ラジウム鉱石から放射されるγ線は体内43㎝まで浸透します。それを応用したのが琉球温熱療法なのです。当院で紹介させて頂いている屋比久勝子先生のミラクル療法です。

温熱器で体の各所に熱を注入していくと、血流が悪く冷えて老廃物が溜まっているところがあります。患者さんは思わず“アチチッ!”と声を上げられます。だから琉球温熱療法で施術師は患者さんのどこが悪いのか、身をもって知ることができるのです。