葉加瀬太郎さんのオーケストラコンサートに行ってきました。毎度のことながら、演奏のみならず、ユーモラスなトークを交えての楽しい2時間でした。今回はフルオーケストラ、なかなかの迫力でした。
曲は大ヒットの「情熱大陸」から始まり、ANAの曲「アナザースカイ」、そして「ひまわり」と続きます。昨日もひまわりをテーマとしたブログを書きましたが、今回のひまわりは葉加瀬さんが作曲したNHK連続テレビ小説「てっぱん」のテーマ曲でした。女優の瀧本美織さんが演じる主人公村上あかりが、のびのび育った広島・尾道。瀧本さんのはじけるような笑顔と穏やかな瀬戸内海をイメージして作った曲だそうです。
毎朝お茶の間に流れたが、2011年3月11日東日本大震災が襲います。NHKは“震災関連ニュースや安否情報を優先させる”として同14日から総合とBS2での放送を休止しました。放送を再開した19日以降、被災地の視聴者から声や便りが続々と葉加瀬さんの元に届いたのです。“失ったものは大きいが、毎朝聴いていたメロディーが戻ってきたことですごく勇気づけられた”と。葉加瀬さんは“まさに音楽家冥利。自分にできること、日本復興への応援歌をひまわりに託したいとの思いがふつふつ沸き起こってきた。”と語っておられます。
さて最初に自分のオリジナルの3曲が出てしまったことで、次は?と思いましたが、馴染みのあるスクリーンミュージック、クラッシック曲でドヴォルザーク作曲の新世界等が続々と演奏され、あっという間の2時間でした。
そしてスクリーンミュージックでは、指揮者としても有名なレナード・バーンスタインの作曲したウエスト・サイド・ストーリーの中からTonight、そしてオードリー・ヘップバーン主演の「ティファニーで朝食を」 ニューヨークを舞台としたストーリーで、主人公は娼婦で、金持ち男性と交際することで生活している。ティファニーは宝石店で“ティファニーで朝食を食べるご身分”という例えになっています。主題歌は「ムーンリバー」、1962年にはアンディ・ウィリアムスがカバーして大ヒットになりました。