“○○ちゃん、30分待ったけど来ないので、先にいくよ”

駅で待ち合わせている友達が来ない。どうしたのだろうと気をもみながら、駅に設置してある黒板(伝言板)にチョークでそう書いたものでした。そして私が医師になったころ(昭和54年)、必ず病院の守衛人に食事先を伝えていました。そして店では“中村先生、病院から電話です” 次はポケットベルです。ベルが鳴る、画面を見ると電話番号が。多くの場合病院からでした。

そしていよいよ携帯電話の登場です。でも圏外になることが多く、不便を感じていました。さらに、伝言板から60年、世の中見事に変わりました。

スマートフォンでどこにいても連絡がとれる。そして今回第5世代(5th Generation)の5Gの移動通信システムが登場してきました。今までの4Gと比べ、最大で100倍近くの高速化が実現したのです。2時間ほどの映画ならなんと3秒でダウンロードできるのです。

ネットワーク機器の世界最大手シスコCEOチャック・ロビンス氏がCNNのインタビューに答えておられます。

4G was really about, just, connectivity. And 5G is really about transforming experiences. It is one of those technologies that is likely going to live up to the hype, which is always good to see.
(CNN English Express)

そして身の回りのあらゆる家電製品をネットワークで繋げて、スマホや音声だけで遠隔地からも操作・管理ができるのです。オンラインで仕事をする場合でも、タイムラグがなくやりとりのぎこちなさが解消されるのです。すごいことですよね。
でも今は、人は待てなくなりました。あみんの「待つわ」です。

私待つわ いつまでも待つわ
たとえあなたがふりむいてくれなくても
待つわ いつまでも待つわ
他の誰かにあなたがふられる日まで

診療中、携帯電話を持たずにトイレに行く。わずか数分なのに戻ってくると薬局から問い合わせがあり、返答を待っているんですとスタッフから。私は元々コンピューターが嫌いなアナログ人間でした。診察中も患者さんの目を見て訴えを聞く、だからコンピューターの画面をみながら診察するのは馴染めないんです。今、30年前に米国留学中に書いた論文をみて思います。あの頃コンピューターと格闘していたんだ。データを分析し、統計学的に有意かどうか解析していました。

今までブログをみて頂いてありがとうございます。今後も続けていきたいと思います。これからは新しい仲間を加えようと思うのです。インスタです。日頃の思いを写真・動画とともに発信していきたい、写真撮影の技術はゼロなのでインスタ映えはないと思いますが、フォローのほどよろしくお願いします。

写真も動画も一瞬にして世界中の相手のデバイスに届く。これは本当に驚異的でもあり、不思議でもあります。私には誰かが風の中で操作しているとしか思えないのです。
1972年にリリースされた上条恒彦さんの曲です。時代劇「木枯らし紋次郎」の主題歌でもありました。

 

「だれかが風の中で」

どこかで だれかが
きっと待っていてくれる
くもは焼け 道は乾き
陽はいつまでも沈まない
こころはむかし死んだ
ほほえみには会ったこともない
きのうなんか知らない
きょうは旅をひとり
けれどもどこかで
おまえは待っていてくれる
きっとおまえは
風の中で待っている

近々開始予定です。
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