3月1日のバイデン大統領の一般教書演説です。

“歴史から学んだのは、独裁者が攻撃の代償を払わなければさらなる混乱を引き起こす”
“自由はいつも独裁者に勝利する”
“自由世界はプーチンに責任をとらせる”

一方2月26日のフランスのマクロン大統領からは“世界は長期戦に備えなければならない。この危機戦争は続く、それに伴う全ての危機は長期にわたる結果をもたらすだろう。欧州に戦争が戻ってきた。プーチン大統領が一方的に選んだことでウクライナの人々が抵抗し、欧州はウクライナの人々の側につき抵抗する”

いずれもプーチン大統領に対する強いメッセージです。でもなんか冷戦時代に戻ってしまったかのようです。

さて日本国内です。日本近海では北朝鮮のミサイルが飛び交い、中国・ロシアの軍事演習が活発になっています。そして今回の侵攻で政府・与党自民党内から防衛力を強化せよ、自衛のために軍拡が必要という声が高まっています。

安倍元首相のこんな発言も。核シェアリングです。これはNATOの核抑止力の考え方で、核非保有国のドイツ・イタリア等がアメリカの核兵器を自国内に配備して、アメリカと共に使用するというものです。安部氏は“この世界はどのように安全が守られているかという現実の議論をタブー視してはならない”と言っています。
これは少し危なっかしいかもしれません。

今回のウクライナ危機の教訓ははたして戦争を回避させるためにあらゆる外交勢力をしてきたのか?政治家は軍拡・防衛力強化を考えると同時に、いかに戦争にならないようにするためにあらゆる考えを絞らなければならないのです。日本の動き次第では、危険な大国に侵攻の考案を与えてしまう戦争のリスクを高めることにもなりかねないのです。
ウクライナがNATOに加入しようとしたことがロシアの怒りをかったように。

Political figures in Japan call for enhanced defense capabilities

The Yomiuri Shimbun

Russia’s invasion of Ukraine has triggered calls in the Japanese government and the ruling Liberal Democratic Party to strengthen the nation’s defense capabilities, with issues to be addressed including such matters as the defense budget and the response to hybrid war fare, in which military and nonmilitary forces are combined.
(The Japan News)

 

今の段階で、アメリカも欧州も決定的な救世主になりえない。どこがこの戦争の落としどころになるのでしょう。
もしかしたら今までのように、

①他国にこちらから戦争をしかけないし、さらに他国間の戦争には参加できない
②独立主権国家として専守防衛に徹し、その準備は常におこたらない
がいいのかもしれません。

あとはバーチャルの世界でもいい、ヒーローの登場を待ちましょうか?
山城新伍さんの風小僧、風を呼ぶんだ正義の風と悪人どもを倒していきました。
これが進化したのが次のテレビドラマ「白馬童子」でした。流れ星と言う名の白馬にまたがり、2刀流で戦う剣士でした。