読売新聞のインタビューに答えて、ロシア文学者の亀山郁夫氏は語られています。ロシア軍のウクライナ侵攻のニュースを受けて、まず最初に心によぎったのは2014年のソチ冬季オリンピックの最終日だったといいます。
亀山氏は閉会式に出席して、プーチン大統領も参列していました。そしてまさにその時、ウクライナで政治的混乱が起こり、親ロシア政権が崩壊したのです。

当時の親ロシアのウクライナ大統領、ヤヌコヴィッチ氏はウクライナから逃走しました。プーチン氏はオリンピックの中央ステージにいて、全世界にロシアが大国となって帰ってきたということを示したかった時に強烈にメンツを失ったはずといいます。
今回のウクライナ侵攻は東に勢力を広げていくNATOに反対するロシアの国家としてのアイデンティティを示すのみならず、プーチン氏の個人的プライドを回復させる強い思いがあるのです。
ソ連崩壊後プーチン氏は、ロシアはヨーロッパでもアジアでもないネオ・ユーラシアニズムという言葉を使って新しい国家のアイデンティティとしていました。そしてロシアとウクライナはどちらも旧ソビエト連邦で、切っても切れない兄弟国である。だからウクライナがNATOに参加することは絶対認められないと。

Russia scholar: Putin’s neo-Eurasianism keys invasion
(The Japan News)

さて、ロシアが一線を越えて侵攻してきた。誰もが軍事力から考えて首都キエフは数日以内に陥落すると思ったことでしょう。でもウクライナの思いもよらぬ抵抗にあいます。
ウクライナのゼレンスキー大統領は“私はここから離れず国を守る” そして一般市民も立ち上がります。次から次へと武器を持ち、戦場に向かいます。
42才のキエフ在住の運送業の男性は2-3日のうちに軍に参加して戦う、そして28才の妻は“彼は知っている。自分の決心は高い代償を払うだろう。でも国を守らねばと言っている”

Ukraine families torn apart as ordinary people take up arms
(The Japan News)

さあどうする?プーチンさん。
ついに禁じ手を持ち出してきました。核兵器です。ウクライナへの攻撃で核戦力の準備を指令したようです。いよいよ泥沼に突入していくのでしょうか?

-Russian Pres- ident Vladimir Putin’s announcement that his nuclear forces were on alert sparked outcry in the West as the invading troops faced stiff resistance on Monday.
(The Japan News)

1958年初放送されたテレビの時代劇、北村寿夫原作の「紅孔雀」に登場する風の小六、別名を風小僧といいます。小六の少年時代を描いた第1部と成人後を描いた第2部で構成されていて、第2部では主演を務めた山城新伍さんが好評で、次の番組「白馬童子」が制作されたのです。
奥州煙ヶ嶽城城主 鈴木氏勝が元家臣の煙丸に謀殺され、煙ヶ嶽城は煙丸に乗っ取られる。氏勝の子、小六は疾風之助に風神の術を学び風小僧として風神の術を使い、煙ヶ嶽城再興のため戦う。そして成人して城主になった小六が風神の術や山彦剣法を使い、庶民のために悪人と戦うのです。

 

風神の術を使い、城を守る風小僧の姿が何か必死に国を守るウクライナのゼレンスキー大統領の姿にダブってみえるのです。

「風小僧」

木の葉がさわぐ 風が吹く
俺らは風の子 風小僧
ひゅうひゅう ひゅうひゅう
風を呼ぶんだ 火の風を
それ吹け やれ吹け どんと吹け