東京そして埼玉・千葉・神奈川の首都圏では医療崩壊が始まっています。これが大都市だけかと思いきや、なんとゆったりしているように思える長野県でも。
NHKのラジオ番組に出演された夏川草介先生のお話を聞きました。長野県の病院で医師として勤務する傍ら、小説家でもある先生です。今長野県でも、今までではありえないことが起こっていると言います。在宅療養の患者さんが増加、対象療法として在宅酸素療法を受けながら入院を待っている、往診しても酸素飽和度が90%を切ったら連絡して下さいねという位しか言えない、医療者として無力感しかないですよね。大量の患者さんを裁くため、軽症患者に“大丈夫です”と断言する時は“胸の奥でかすかに小さなひびが入った音がした”医療を志した頃の理想とはかけ離れた根拠のない言葉を口にしなければならないと言っておられます。
夏川先生の小説に「臨床の砦」というのがあります。そこで主張されているのは、コロナ禍を巻き起こしているのは人間である。ということは止められるのもまた人間であると。
今年1月、ニヒルな軽口で有名な政治家が「悪いのはコロナだから」と発言した。直接的には重症化率が低い若年層や飲食店などが感染を広げている…といった“悪者さがし”はやめよういう主旨の発言ではあったが、具体的な感染抑止策を提案できない、政治家の責任を棚上げしようとする意図は明らかだった。そもそも、科学的視点から悪の根源を問うならば、大自然の奥深く潜んでいたウイルスという寝た子を起こしに行ったのは人間だ。今回コロナ対策の失敗でおさまるどころかますます拡大しています。民の怒りがついに出たのが横浜の市長選挙でしょう。菅首相が支持していた候補は惨敗し、元横浜市立大学の医学部の教授で新型コロナウイルスのワクチンの有効性などに関する研究を行っていた山中竹春氏が当選しました。

Yokohama mayoral election deals heavy blow to Suga. (Japan News)

長期政権の膿が続々と出てくる、国会で嘘ばかりつきまくってきた政治家、特に前首相は118回の虚偽答弁を行っていたことが明らかになっています。
中条きよしさんが歌う歌に“うそ”があります。彼女が、灰皿を見ていつもの煙草の吸いがらと違うことから彼に言います。誰かいい人できたのねと。政治家の嘘を見破るのに折れた煙草の吸いがらはいらない。“私や妻が関連していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる!”“ワクチン接種、進んでいるじゃないですか!”と逆ギレする、その姿で容易に嘘とわかるのです。