いよいよ感染が制御できなくなった今、わが国ではパラリンピックが開催されます。相変わらず、安心・安全な大会と精神論を繰り返す国のリーダー、感染対策に成功している他の国々のリーダーとの差は歴然です。
まず台湾、蔡英文総統は自国への脅威にいち早く気づき、中国からのフライトの制限、マスクなど個人用防護具の増産等、積極的に動きました。そして、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は死者が1人も報告されていない時点で、同国全土の封鎖を実施したのです。観光は同国の最大の収入源なのに観光客の入国を禁止しました。さらには、アイスランド・ドイツでも感染率が少ない。
まず、これらの国々のリーダーは女性という共通点があります。でも単にそれだけでは説明がつかない。台湾・ニュージーランドと同じく日本も島国です。その気になればいくらでもデルタ株を防げたはずです。大きな違いはリーダーのメッセージの発信力です。彼女たちの国民との関わり方は、国民への共感を示し、そして国民の人間性に訴えかける。しかも事実・証拠・科学に基づき、政策をいち早く実施する。それにつきます。
ドイツのメルケル首相の国民へのメッセージです。まず、医療関係者に深い感謝を述べた上で“日常生活の制約は、渡航や移動の自由が苦難の末に勝ち取られた権利であるという経験をしてきた私のような人間にとり、絶対的な必要性がなければ正当化しえないものなのです。民主主義においては、決して安易に決めてはならない。しかし今は、命を救うためには避けられないことなのです。”なんという響くメッセージなのでしょう。メルケル首相は東ドイツ出身で物理学者、かなり制約のある人生だったようです。
かたや間違えながら原稿を読むリーダー、もう危機を超えています。

Each of the leaders brings a combination of compassion and rigor, to the way that they’ve engaged the public, fact-based, evidence-based, science-based. (CNN)

上述のリーダーたちは、あなたお願い、息がかかるほどそばにいてほしいと言うカップルをみたら、思いやりを持って諭すかもしれません。その気持ち、痛いほどわかるけどもう少し辛抱して、最低1mのディスタンスをとってと。

岩崎宏美さんのロマンスです。

あなたお願いよ 席を立たないで
息がかかるほど そばにいてほしい
あなたが好きなんです

ひとりでいるのが こわくなる
このまま逢えなくなりそうで
くちづけさえ 知らないけど
これが愛なのね