最近私が週1~2回通っているホットヨガ、以前も言いましたが室内40℃、下半身を使ってポーズを維持する、汗だくになる。かなりきつい。マットの上に横になる度に息を切らしながら思いました。“ブッダは正しかった。人生とは全て苦しいものなんだ。人間技とは思えない”
ブッダは北インドの人物で、歴史上実在した仏教の開祖です。そしてヨガは4000年~5000年前にインドで誕生しました。
この度、外ヨガに参加させて頂きました。午後6時から明石海峡大橋の下の舞子公園での1時間半でした。思ったほど暑くなく、むしろ涼しい風が心地よい。そこでインストラクターの御指導のもと、初めはいつもの体を強く動かす陽のヨガ、そして7時からは7時11分の日の入りに向けて体を思いっきり脱力させる陰のヨガ、体と心をリラックスさせて夕陽を見送りました。
そう、陰のヨガってあるんです。忙しくアクティブな生活を続けていると、陽のエネルギーが強くなりすぎ、バランスが悪い状態になりがちです。陰のヨガは陽に傾いている心身のバランスを陰のエネルギーで整え、リラックス状態へ導くことができるとされます。脱力にも意外とエネルギーがいると改めて思いました。なかなか肩・首の力が抜けない…。雲で途切れ途切れの夕陽も美しかった。
私の御高齢の患者さんもこの夕陽を見ながら暮らしていらっしゃる方がおられます。そんな時、こんな言葉が浮かんできます。あの渋沢栄一氏の座右の銘として使っていた言葉の1つです。“人間貴晩晴”1日のうちで最も大事なのは夕刻で、日中どんなに快晴であっても、夕刻に雨が降ればその1日が雨であったかのごとく感じられるように、人間も晩年が晴れ晴れした立派なものでないとつまらぬ人間になってしまうものだ。意味深長ですね。

How happy our lives are depends on how we spend late years of life.