私の実家は東京の中野区にあります。数年前年老いた両親の見舞いを兼ねて、東京を訪れた時に原宿の界隈を歩きました。オリンピックのメイン会場となる国立競技場、建設が急ピッチで進められていました。ああ、なんという無駄遣いと思うと同時に、またこの国が元気になってくれたらという複雑な気持ちでひとときを過ごしました。そして、やっぱり東京は神戸と比べて活気が違う、世界各国からの人々で溢れていると感じたのでした。
それから世の中は、COVID-19のウイルスでころりと変わる。一時はオリンピックの開催も危ぶまれました。強引な感じが否めませんが、今開幕目前になりました。
話は変わります。コロナ禍以前、私は医師仲間と共にバンドを結成。毎年コンサートを開かせて頂けていました。神戸市西区の会場はいつも満員の400人の方が来て下さり、大盛況でした。ヴォーカル担当の私は、時に客席まで降りていって歌わせて頂く、その一体感はたまらないものでした。私たちのまた明日から頑張ろうという大いなるモチベーションになっていたのです。そしてお客さんの大半が患者さんとその御家族、そして診療時のコミュニケーションが非常にスムーズになるのです。
さて東京オリンピック、ついに無観客になりました。え、海外の人たちは来れないの?原宿は?表参道は?青山通りは?赤坂でスペインの方とコモエスタセニョール、コモエスタセニョリータとおもてなしできないの?それは残念!史上最も寂しいオリンピックになってしまうのでしょうか?
でも開催される以上、感染拡大を徹底的に防ぎ、テロも防ぎ、安全安心の大会にしてほしいものです。
Fans banned from most Games events. (Japan Times)