やっと我が国もワクチン接種が進んできています。その主流として使われているのが米国ファイザー社のワクチンです。でも、そのワクチンのスピード開発において、意外と報道されていないのがファイザー社と提携しているドイツのBioNTech社でパンデミックを終わらせ、人類を救うために全てをなげうって尽力されている科学者夫妻を中心とする人たちの活躍です。
この御夫妻は昨年1月、中国武漢で最初のCOVID-19が確認されたとの報告を受けた時には、すでに全世界に広がっている、もう一刻の猶予もないと確信したといいます。
ドイツ マインツ市にあるBioNTech社は、今回のコロナワクチンで使われているmRNAを応用した癌のワクチンを開発しつつあり、癌の予防について勇気づけられる結果を得つつあるところでした。でも、夫妻そして社は緊急会議で一丸となり、コロナワクチンの開発が使命であるという方向で進むことになったのです。200名以上のチームが24時間年中無休で…。だから、癌のワクチンはしばらくお預けです。
そしてそのプロジェクトの命名が素晴らしい。命を懸けている感じがします。“Project Lightspeed” 光速プロジェクトです。研究室内も完全無菌、静電気防止のシューズなど細心すぎる注意をはらって…。そして今の供給がある。ファイザー社、BioNTech社はいいます。まだ仕事は終わっていない。変異株があるからと。
Their work is not done. They are also keeping an eye on new variants of the virus starting to take hold around the world. (Time誌)
私が10才の時、テレビアニメに登場した正義の味方、弾丸よりも早く走る鋼鉄の人“エイトマン”光速スピードの今においては役立たずでしょうか。