1966年ザ・ブロードサイド・フォーというバンドがリリースした“若者たち”が大ヒットしました。中学生の頃、特に文化祭とかで皆で大合唱していました。“君の行く道ははてしなく遠い”その頃、自分が医者になるとかなんて夢にも思っていない、もし思っていたとしたらギターを片手に流しのお兄さんでもしようかなんて思っていました…。そして今、あっという間の時の流れで気がついたらもうおじいさん、あーあという感じです。
さてコロナとの闘い、今からが正念場です。米国 感染症の権威アンソニー・ファウチ博士が言います。ワクチン接種の進む中、ニューヨーク・ロサンゼルス等大都会では日常が戻ってきています。でも、勝利宣言は時期尚早であると。
何故?若者です。入院が必要なほど重症化する若者が増えているのです。若者たちのワクチン接種率はまだ低い。自分は重症化するはずがないとの過信。そして1番大きいのがワクチン接種に対する躊躇や懸念です。
今回、人類史上初めてのm-RNAのワクチン。長期的な影響は誰もわかりません。妊娠は大丈夫?担当大臣がただデマと断言できるほど単純に受け入れられることではありません。ひところ、小学6年から高校1年までの女子に積極的に接種するように勧めていた子宮頸がんワクチン、ところが重い副反応が出て中には歩けなくなる子も。それ以来、積極的には推奨されなくなりました。
政府からの丁寧な説明が不可欠、そして若者たちは正確な情報をもとに自ら一人一人が判断し、その結果世の中が良い方向に向かっていく、それしかないのです。空にまた陽が昇る時、若者はまた歩き始めるということなのでしょう。

There is an element of vaccine hesitancy or concern that we need to address. Dr.Fauci