“先生、もうコロナ太りで体重が増えて増えて”そう言われる方が増えています。約1年に及ぶ自粛生活で食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足が原因でしょう。
タイム誌からの報告です。米国ではこの1年コロナ対応は、呼吸器科・救急医療チーム・集中医療チームが主として担当してきました。でも、まもなく別のスペシャリストの出番になるだろうと専門家は予測しています。それは、循環器科です。上記の原因に加え、病院・診療所はクラスター発生の可能性が高いので定期健診も受けなくなる、高血圧・高脂血症・その他の慢性疾患は放置すると心臓病を悪化させるのです。米国心臓病学会(AHA)は、数か月後、あるいは数年後には心臓血管の疾患による死者が急増するだろうという見解を発表しています。そして、ウイルスは心筋にも影響が…。コロナから回復した100人のサンプルのうち、78人が心筋に何らかのダメージを受けていたといいます。
米国のJAMA誌には、コロナで死亡した39人の61.5%が心臓組織にコロナウイルスが発見されたという調査を掲載しています。そして、心臓発作等 急性疾患の治療も遅れがち。全てが悪循環なのです。
でも、いいニュースもあります。コロナによる心臓病は、コントロール可能であると…。それは、マスクが感染を予防するのと同じく、健康的なライフスタイルが心臓病のリスクを抑えるのです。
The good news buried in the bad is that some of the cardiovascular dangers associated with COVID-19 can be controlled. Just as masks mitigate COVID-19 transmission, so can healthier lifestyle choices mitigate heart-disease risks. A pandemic is a ferocious challenge, but at least some aspects of it can -with effort- be surmountable. (Time誌)
私は1つの健康法として、昨年10月からホットヨガを始めています。呼吸法により、自律神経の安定を図りながら、ヨガのポーズをはさみ、体を動かしていく。筋力のみならず、筋肉の柔軟性が要求され、高齢の私には結構ハードです。
2年前、新潟県越後湯沢のガーラ湯沢というスキー場で30年ぶりにスキーをして、標高1000mの山頂からスキーで下山しました。恐る恐るでした。
では、ヨガとスキーどっちがきついか、それは間違いなくヨガなのです。大量の汗をかき、代謝にもいい。だからこれからも続けていきます。継続は力だと信じているからです。Continuation is power
皆様も体を動かし、食事療法をして御健康に過ごされることを切に望んでいます。
Please do not be sedentary and do more exercises.