2月に入り、3回目のコロナワクチン接種が本格化してきました。(ブースター接種)
それでも我が国のブースター接種は非常に遅れています。
それは岸田政権が当初、「原則2回目から8ヶ月以上」の方針を掲げたことが最大の原因でした。米国では昨年9月には高リスク層を8ヶ月から6ヶ月に切り替えた。英国は当初の6ヶ月以上を3ヶ月に、フランスも6ヶ月を5ヶ月に短縮した。それなのに、日本は8ヶ月にこだわり、3回目接種がOECD38カ国中最下位で、いまだ3.2%にすぎないのです。
海外ではそろそろピークアウトかと言われていますが、接種率の低い日本では、海外の例は参考にならないかもしれない。
オミクロン株(第6波)はデルタ株(第5波)より弱毒とされています。でも全然油断はできません。
日刊ゲンダイの記事です。“死者数10日連続2ケタ 第5波越え”感染拡大突入後、1ヶ月間の感染者数と死者数は第5波では16万5268人と386人、第6波では1月1日から31日までの1ヶ月で101万234人と423人となっているのです。
第5波の時には、ワクチン接種が進んでいました。ところが、今はほとんどの国民がブースター接種を受けておらず、十分な抗体を持たず、無防備な状態でオミクロン株流行のピークを迎えることになるのです。
ただ少し楽観的な意見も出てきています。
The Japan Timesの記事です。ゲームの終わりがみえてきたかもしれない。
Amid omicron, virus endgame may be in sight
治療薬の開発、ワクチン接種率の向上、オミクロン株の弱毒性、致死率がインフルエンザと同等などを理由に挙げています。
That optimism is largely due to improved treatment options, a high vaccination rate and the milder nature of the omicron variant, which has spurred an unprecedented rise in cases nationwide but has a fatality rate that, if early data holds, may even be roughly on par with influenza.
少しでも明かりが見えてきたのであれば、その先は真っ青な空が限りなく続いて欲しい。誰もがそう願うのではないでしょうか。