人生もう一度やり直せても絶対にしたくないもの、それは受験勉強です。東京の大学を失敗し、浪人生活に入った私は予備校に通わず宅浪を選びました。すべて自分のペースで勉強できるものの、昼夜逆転等なかなか厳しいものでした。
予備校の模擬試験には行っていました。試験が終わって友達に「できた?」と聞くと「できた、できた」と。私は「ああ、できなかった。」と答えていました。高校の時、学年でダントツの成績だった友達にこのことを言うと、「できないやつはできた問題だけをできたという、できるやつほどできなかった問題を嘆くんだよ。」なるほど。彼は今も米国の有名大学の物理学教授として活躍しています。
フォークソング歌手の高石ともやさんの歌う「受験生ブルース」にも似たようなことが歌われています。
そして高石さんはこんな歌も歌っていました。アイルランドの民謡に中川五郎さんが詞をつけた「主婦のブルース」です。
2つのブルースとも嘆く歌、だから私は高石ともやさんは後ろ向きの方かと思っていました。でも、最近おはよう朝日の番組に出演され、お元気な声を聞かせて頂きました。
80歳の誕生日をこの12月9日に迎えられたばかり。今でも京都市内を約10キロジョギングされていると言います。“自分で呼吸器と筋肉をコントロールすること。遠くから見て「なんだこれ」と思われないよう、プロ意識ですかね”と言われています。
12月29日、大阪市内で43年連続46回目となる高石ともや年忘れコンサート2021を開かれます。そのタイトルが振るっています。“雲の上にはいつだって太陽が”です。
三浦光世 三浦綾子 ご夫妻が心に残る言葉を紹介し、心をこめて綴られている本があります。
The sun is always above clouds, even when it is rainy or cloudy.