次々と発生する自然災害、私たちの生きている地球が危ない!タイム誌がその記事を出したのが今年の4月です。気候がすべて“Climate is everything”

前トランプ政権は、気候変動など屁の河童(へのかっぱ)と全く問題にしなかったのです。やっと重い腰をあげたバイデン政権、環境保全を経済政策の原則にしたのです。

そんな中、嬉しいニュースが飛び込んできました。今年のノーベル物理学賞が米プリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎氏(90)ら3人に贈られることになったのです。気候のような複雑な物理システムについて、大気中の二酸化炭素レベルの増加が地球表面の気温上昇にどうつながるのか予測するのは非常に難しい。それを予測するコンピューターモデルを開発したのが真鍋先生です。

そして共に受賞されたイタリアのジョルジョ・パリーシ氏の研究は表面的には気候変動とほとんど関係ないようにみえます。その研究はスピングラスと呼ばれる金属の合金に関するもので、鉄の原子が銅の原子のグリッドに無秩序に交じるものだった。鉄の原子はわずかでも物体の磁気特性を大きく不可解に変えてしまう。ノーベル委員会はスピングラスが地球の天候の複雑な動きの縮図にあたると考えました。すなわち、原子レベルと地球レベルの複雑なシステムは関連性があるということなのです。難しいですね。つまり地球に存在するすべての原子レベルのものが大きな地球全体の現象に影響するということなのでしょうか?いずれにしても今回の受賞は1960年代の研究に対してのものです。長い苦労が報いられた、心よりお祝い申し上げます。

さて、アマゾン創業者ジェフ・ベリス氏ら民間人4人を乗せたブルーオリジン社の宇宙船ニューシェパードが約11分間の弾道宇宙飛行を成し遂げ、無事地球に帰還しました。そして語られたことは、「宇宙に行き、窓から見えるのは、地上にいると大気は膨大に思えますが、実際にはごくわずかです。ごく少なく、もろく、薄い層で全ての人類の命はその大気に依存しています。大気汚染を止めねばなりません。

When we’re on the ground, we think the atmosphere is big, but really the atmosphere is tiny. It’s this tiny little, fragile, thin layer, and we all depend upon it for our lives.
(CNN English Express)               

それだけではありません。空には夢が、そしてあどけない二人の小さな愛が浮かんでいます。だから絶対汚してはいけないのです。