公立病院勤務の時です。狭心症の患者さん、狭くなった冠動脈をバイパスする心臓手術、手術は全て順調、集中治療室でも問題なし。術後の造影でもバイパスは開存している。そして退院を数日後に控えて個室で過ごされていました。ある朝、個室を掃除して下さっている女性が詰所に「患者さんの息が止まっている」監視体制のしっかりしている病院です。そうなんです。命って一瞬先もわからない。だからCOVID-19、それも感染力の強いインド株のウイルスが体内にいる患者さんは重症も中等症も軽症もないのです。感染爆発の東京はついに、中等症の患者さんも切り捨てる方向になりました。それでも安全・安心の五輪を繰り返す政府、選手村でのクラスターも発生、バブル方式も崩壊しているのです。
ついに医師からは怒りの声が。菅首相が感染が急拡大している地域では、重症患者や重症化リスクの高い患者以外は自宅療養を基本とする方針を示したのです。この方針に対し、コロナ患者の治療を続けながら、テレビ出演も多い、宇都宮市の倉持仁医師が自身のツイッターで皆保険制度をオリンピックをやりつつ放棄し、80代患者さん、電話をどこにかけても埒が明かない。70代患者さん、ワクチン2回目が6週間後の8月末、50代患者さん、エクモまでいき亡くなられた、20代患者さん、人工呼吸器に繋がれ死地を彷徨う、あなた(首相)はなにもわかっていない!現実を見よ、目を覚ませ、できぬならすぐやめよ!この人に政治を司る資格なし!と医療現場から厳しい声を上げておられます。
私も同じです。この政府に対しての怒りは半端ではありません。でも、怒りで自分の大切なエネルギーを使うのはあまりにもばかばかしい。皆さん発想を変えてみませんか?
私が小学1年の時、大村崑さん主演の時代劇コメディ「とんま天狗」というのがありました。時代劇「鞍馬天狗」のパロディ版です。政治家に怒るのはいい、でもなんてとんまなの、哀れな人と思いましょう。少し気が楽になるでしょう。
とんま天狗のスポンサーは大塚製薬でオロナイン軟膏を売っていました。でも○○につける薬はない、オロナインナンコウでは無理でしょうね。