メダルラッシュに沸く日本、アスリートの猛暑の中での大奮闘には頭が下がります。でもその陰に隠れるように不気味な予兆が…。
COVID-19、感染者の数が各地で爆発的に増加しているのです。山本リンダさんの歌う“どうにもとまらない”のように。もともとウイルスは、感染力が強くても致死率は高くない。なぜなら、宿主(この場合は人間)が死んでしまうと自分たちも生き延びることができないからです。そして人口の約70%以上がワクチンで防御されている(集団免疫)ところへは行きたがらない。自分たちが活躍できるとは思わないからです。
ワクチン接種が進む欧米諸国、今まさにウイルスにとって快適なオアシスとも言うべきところ、それは?未だ各地でワクチンの取り合いが現在進行形、オリンピックで全世界から姿形の違うウイルスが集う。そして2回目接種がやっと20%の日本なのです。首相をはじめ、コロナ関連大臣、そして都知事、みんな鳴りを潜めています。
一方で、特に東京で医療逼迫の危機が迫っています。米国の感染症の権威アンソニー・ファウチ先生が言われています。ウイルスとの戦いは、ワクチン接種の進展と隙あらば増加しようとする感染の拡大との追いかけっこのようなものだと。そうだとしたら、もう負けているかもしれません。
It’s almost race between people vaccinating and this surge that seems to want to increase. (CNN)
さて、私たちがウイルスに“僕は呼びかけはしない、遠くすぎ去るものに”と言える日が来るのでしょうか?