高齢者ワクチン接種の受付開始から数週間、意外なところで意外なことが起こっています。1週間前に受診して頂いた方が再び来院されました。「今日はどうさせて頂きましょうか?」「薬がなくなりましたので来ました。」「前回30日分出していますのでまだあるはずですよ。」きっと認知症ではない。だけど、一過性にわからなくなっておられるのだと思います。それもそのはずです。電話で予約しても全くかからない、1日中電話をされている方が非常に多い。そして、ワクチンを自分は受けられるのだろうかという不安が襲う。頭の中はワクチン・ワクチン・ワクチンなのです。
そして予約が取れた時、次に襲うのが、受けて大丈夫なの?インフルエンザのワクチンですらしんどくなった、以前薬でアレルギーが出たという不安です。今までは政府自民党は選挙対策(?)もあり、お年寄りには優しかったような気もします。でも、今回は?
御高齢の方々が自ら先着順で予約する。電話・ネットで予約できない方は、前の日から予約のために予約センターに並び、徹夜の人も多いと聞きます。そして1回目の接種を終わった人が2回目の接種の予約する、その時に長蛇の列ができると言います。他にもちぐはぐな対応が目立つ。
専門家の反乱で急遽、北海道・岡山・広島を緊急事態宣言に加えたり、遊園地・テーマパークはOK、でも美術館・博物館はだめ等、政府・自治体・医療関係者・専門家が足並みを揃え、今何をすべきか国民に示すことが大切です。

Inconsistencies in emergency steps must be resolved to avoid confusion. (Japan News)

今政府が国民についてくるかいと言ったなら、ほぼ全員がNO!と言うでしょう。