今日も入院先が見つからず、在宅又は施設で亡くなるコロナウイルス感染者が増加しているという報道、医療はほぼ破綻です。
そんな中、神戸市では高齢者のワクチン接種が加速してきました。おそらくお年寄りは、わずかな体調の変化でも心配される。だから今後、今まで以上の外来・電話での丁寧な対応を求められると覚悟しています。
そして6月から当院でも接種させて頂きます。それに伴う次の問題は?
ワクチンと解離性大動脈瘤の破裂は、普通はなんの関係もないと思うでしょう。40代の病院勤務の男性、接種の翌日に大動脈解離で亡くなりました。病院は因果関係なしと判断、国に報告していませんでしたが、ご遺族の希望で判断を覆しました。
人生明日はわからない。だから何かが起こった時、こんな風に接種した側も受けた側も悩み続けると思うのです。
Hospitals struggle with reporting vaccine deaths. (Japan News)

コロナウイルスに関しては、医療・介護をはじめとして、ほぼ全社会がもう限界というほど大いに苦しんでいます。そこで、この内閣官房参与の方の発言です。「日本はこの程度のさざなみ、これで五輪中止とかいうと 笑笑」憤りを通り越すレベルです。そして首相の国会での答弁です。「選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく。」壊れたレコードのように繰り返されました。首相はついに自ら壊れてしまったのでしょうか?あるいは国民を虫けらのようにしか思ってないのでしょうか。申し訳ないけど、日々必死に生きている私たちと違う世界におられるとしか言いようがないのです。