1964年10月23日 それは高度成長のさなかにある日本中が大熱狂した日でした。大松博文監督率いる日本女子バレーボールチームがソ連をくだし、金メダルに輝いた日です。
大松監督が考案した回転レシーブを駆使した鉄壁の守り、向かうところ敵なしで東洋の魔女と呼ばれていました。“俺についてこい!”“為せば成る”どの世界でも強力なリーダーシップが必要なのです。
さて、2020東京オリンピックは?
政府には延期・中止の選択肢は全くないようです。でも、多くの海外有力紙は中止を求めて日本に圧力をかけ始めました。ワシントンホスト紙はIOC会長をぼったくり男爵と呼び、日本政府は五輪中止を決断し、負担の損切りをすべきだと主張しています。こういう多くの声に対し、かたくなに安心・安全の大会にすることが可能という根拠を政府は明らかにすべきでしょう。そうでないと、その日の為に毎日鍛錬されているアスリートがあまりにも気の毒、政治の曖昧な対応に蹂躙されるべきではないのです。私自身は感染状況、ワクチン接種率、医療体制、ボランティア、警備等 あと2か月あまりで開催は物理的に絶対不可能と思います。
日本のメディアはあまり報じない、でも海外のメディアからは聖火ランナーはオリンピック中止を求めてやじられている、もし開催されても、前回のオリンピックのような熱狂はないだろうと。でも、どっちに転ぼうと池江選手が言われているようにアスリートの皆さんを私たちは温かく見守っていくべきなのでしょう。
If the Games do proceed as scheduled, it seems likely that the athletes won’t be getting the warmest of welcomes. (Time誌)

さて懐かしい歌です。あの頃はみんな燃えていた。

東京オリンピックの歌(1964)‐この日のために‐

この日のためにみがいた技と この日のために鍛えた体
聖火のもとに悔いなく競う いのちかがやく若人われら
東京オリンピック 東京オリンピックだ