コロナ第4波が猛威を奮っています。特に大阪が顕著です。重症者病棟は満床、軽症・中等症患者さんを受け入れる病院に極限の負担がかかっていくのです。
次々に運ばれる肺が真っ白になった患者さん、あるいは軽症の人が急に重症化する。そして人工呼吸器を装着しなくてはならなくなる。一般病棟で集中治療レベルの人的資源が必要になります。人工呼吸器を上手く作動するために患者さんを鎮静化する。太い血管の点滴ルートや膀胱・胃カテーテルの管理、こまめな体位変換、清拭や排泄のケア等、医療に加え数えればキリがない程看護に手間がかかります。
大阪でそのような病院にご勤務の呼吸器内科の先生が語っておられます。集中治療室では、こうした重症患者さんに人的資源を集中させることが出来る。でも、一般病床で人工呼吸器を装着した人と、廊下を出歩く認知症高齢者をわずかな人員で同時に看護すると医療過誤が起こりかねない。叫んでいるおじいちゃんの対応をしている最中に、別の患者さんの呼吸器のアラームに対応できなかったら…。
医療従事者からよく聞かれる声。「もう限界を通り越しています。でも私たちが限界と言ったらもう医療は終わりです。」
私も似たような経験をしたことがあります。1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災、神戸の病院はほぼ壊滅状態。私は近隣の三木市の市民病院の心臓血管外科に勤務していました。スタッフは私と後輩の医師、そして研修医の3人です。神戸から次々と搬送される患者さん、朝から定期の冠動脈バイパス手術、そしてその日の夕方、急性解離性大動脈瘤破裂の方が搬送されてくる。裂けた大動脈は豆腐のようにもろい。縫っても縫っても裂ける。そこでフェルトという布を使い、補強してなんとか修復するのです。でも、針の穴、そしてわずかな間隙からの出血は続く。それを止める方法は?ひたすら出血部を止まるまでガーゼで押さえる外ないのです。1時間2時間過ぎていく。手術室の時計をみると明け方5時、ああ、あと3時間で外来かと思いながら…。もう限界を超えている状態でした。
今日、出勤中の車のラジオで聞きました。人は皆老いる。絶対介護が必要になる。でも訪問介護1人の方に、15の事業所が募集をかけている。超人材不足なのです。
そしてワクチン、首相の1日100万回接種の宣言、地方自治体は無理だよというのが本音ですよね。皆の疲れが極限のこの日本、これからどこに行くのでしょう?

京都大原三千院は最強パワースポットとして知る人ぞ知るです。

Lofty million-dose daily goal daunting for many local governments. (Japan News)