平安時代末期武士が誕生し、封建制度が発展します。
元駐日米国大使、ライシャワー氏のJapanです。

Although the Genpei War, as the Taira-Minamoto conflict was called, came at the very beginning of the Japanese feudal age, it was always looked back to as the time when ideals of warrior society were established.

そうです、源平合戦です。先日、京都盆地の北に位置し、豊かな自然に囲まれた鞍馬山にある鞍馬寺を訪れました。源平合戦で平氏を滅ぼす最大の功労者である源義経、幼少時代牛若丸として武術の修行をしたところです。

今から約850年前、源氏と平氏という武士の二大勢力がありました。各地で激しい戦いが続く。そして源氏の大将の源義朝が平氏に倒される。妻の常盤御前は幼い3人の子供を連れていましたが、捕まって平氏の大将、平清盛の前に突き出されたのです。「どうか子供たちだけはお助け下さい」その子供の中に牛若丸がいました。

7才になった牛若丸は鞍馬山に送られ、鞍馬寺で修行を始めました。真面目に鍛錬していましたが、淋しくなるとひとり笛を吹いて気を紛らせていました。そんなある日、ふわっと風がおこり、何かが飛んできました。「何者だ」「わしは鞍馬山に住む大天狗である」「天狗が何の用だ」すると天狗がびっくりすることを言います。「おまえは源氏の大将の息子なのだ!おまえは強くなり、驕り高ぶる平氏を懲らしめなければならぬ」

それからというもの、牛若丸は来る日も来る日も刀の練習をし、15才になった時そっと寺を離れ、都へと向かうことにします。

その頃、武蔵坊弁慶という大男が夜な夜な五条橋の上に現れ、人々を怖がらせていました。そして牛若丸と弁慶の戦いです。

「牛若丸」という唱歌からその様子が手に取るようにわかります。

さて、鞍馬寺に話を戻します。

その本尊は尊天であるとされ、堂内には中央に毘沙門天(太陽)、向かって右に千手観世音菩薩(月)、左に護法魔王尊(地球)が安置され、尊天とは“全ての生命を生かし存在させる宇宙エネルギー”であるとする。すなわち、太陽・月・地球 三身一体尊天で鞍馬寺はパワーに包まれた道場なのです。

尊天の一人、護法魔王尊は650万年前、金星から地球に降り立ったもので、その体は通常の人間とは異なる元素からなり、その年齢は16才のまま年をとることのない永遠の存在であるといいます。

実に鞍馬寺は世界でも有数の超パワースポットなのです。最初、そのつもりはなかったのに私たちは標高410mの本殿まで登山し、そして貴船口まで歩きにくい石段を下りてきました。約4時間の登山でした。これも本尊で頂いたパワーのおかげなのでしょう。俗世を離れ、久々にゆったりとした一時でした。

このパワーを皆様にもぜひお分けしたいと切に望んでいます。