我が国で水とともに当たり前とされるのが電気です。
ところが今、原油・液化天然ガス(LNG)等の燃料費の上昇でそれも怪しげになってきました。ワクチン接種が進み、社会活動が再開するにつれ、エネルギー需要が高まること、一方では脱炭素化が進むことによって産油国が増産に踏み切れない等が原因で高値が続いているのです。
火力発電はこれらの燃料によって発電されている。だから電力各社の業績が悪化しているのです。大手電力会社10社のうち、東京電力や中部電力など6社は2022年3月期決算の最終利益が赤字になる予想です。そして各社が効力が悪く、採算性の低い老朽化した火力発電所の廃止を進めているため、発電能力が低下し電力需給の逼迫が起きているのです。
そして今、ウクライナ情勢が緊迫しています。まさにロシア軍が侵攻しようとしているのです。ウクライナは欧州連合(EU)とロシアの両方と国境が接しています。旧ソビエト連邦の一部だったことから、社会的・文化的にロシアとは繋がりが深い。ウクライナは徐々にヨーロッパへと接近、2014年親ロシアの大統領を国民が追放した。するとロシアは、ウクライナ南部のクリミア半島を併合した。
ロシア政府は、現在西側の集団防衛機構、北大西洋条約機構(NATO)に対し、ウクライナの加盟を認めないように保証を要求しているが、西側は断として応じていない。それゆえに一触即発の状態になっているのです。
戦争になれば何が起こるか?欧州は天然ガスの多くをロシアに依存しています。ロシアからパイプをひいて取得しているのです。ロシアがこれをストップすれば、欧州のエネルギークライシスが起こるのは火を見るより明らかなのです。そしてヨーロッパ内でもエネルギー問題は足並みが揃っていない。
例えば、ドイツは2022年までに原子力発電を、2030年までに石炭火力発電を段階的に廃止していく予定です。そしてロシアからの天然ガスにも頼っている。
そして、原子力から脱却しようとしながらフランスから原発由来の電力を得ようとしているのです。アンゲラ・メルケル氏の後の首相オラフ・ショルツ氏は、再生可能エネルギーへの転換をいかに迅速に進めて行くのでしょうか?
Power firms must ensure stability of electricity supply despite struggles
With the prices of fuel for thermal power genera tion soaring, the busi ness performance of electric power companies has been deteriorating. Each company needs to make every possible effort to ensure that the stable supply of electricity is not affected.
(The Japan News)
高校時代、東京で過ごした私は横浜によく遊びに行きました。ブルーライト横浜がとても美しかった。
そして大学受験の時、“そして神戸“の歌に惹かれて神戸大学に、六甲山頂上からの100万ドルの夜景は横浜以上でした。
今思います。“六甲の灯よいつまでも“と。
夜の六甲、街も寝ていたとならないように。