私が週2回通っているホットヨガ、呼吸をすごく重視しています。ヨガはもともと古代インド発祥の心身鍛練メソッドであり、呼吸を鍛えるには大変おすすめです。
ヨガポーズをキープしながら、お腹、胸を鎖骨まで膨らませ、そして逆の順で息を吐ききる。その一連の動きだけで全身の循環がよくなるのがわかり、全身から汗が噴き出るのです。
肺が老化すると息を吐ききることができない。肺の中に空気が残る(機能的残気量)、これが多いと新しい空気が入ってこず、階段を上ると息切れする。ちょっとしたことですぐ咳き込んでしまう等の症状がでてきます。
本間生夫先生の著書「すべての不調は呼吸が原因」 呼吸は1日2万回、ほとんど無意識のうちに行われますが、意識的に呼吸法を変えることができる、呼吸の力を鍛えて、心身の不調を撃退するメソッドを解説されています。呼吸筋を鍛えれば寿命は10年のびるとも。
さて、呼吸筋とは?肺はいわゆるあばら骨に囲まれていて、胸郭と呼ばれるかご状のスペースの中にすっぽりと収まっています。呼吸筋はこの胸郭全体を取り囲むように位置して、胸郭を広げたり、縮めたりすることによって肺を動かしているのです。
約20種類の呼吸筋の主役は肋間筋です。肋骨の間にある筋肉で、吸う担当の筋・外肋間筋、吐く担当の筋・内肋間筋に分かれています。そして肋間筋には他の筋肉と比べ、非常に大きな特徴があります。それは肋間筋のほとんどが赤筋などです。遅筋とも呼ばれ、ゆっくりした動きに使われる筋です。持久力があり、生きている限りずっと呼吸運動を続けていかない宿命にこたえるためのものなのです。泳ぎ続ける赤身のまぐろのように。
これに対して白筋は?速筋とも呼ばれ、瞬発的に大きな力を出せるのが特徴で、陸上の短距離ランナーは白筋の割合が多いとされています。
私にとっての呼吸筋の鍛え方は、歌を歌うことです。歌いながら長く息を吐ききるのです。そして他の鍛え方は?吹く楽器にチャレンジすること。ハーモニカ・リコーダーなどで充分、ご高齢の方にとってトランペット・サックス・尺八等は少しきついかもしれません。
私とバンドを組んでいる先生方、サックス・フルートを巧みに演奏されています。きっと強靱な呼吸機能をお持ちなのでしょう。
2019年に行ったコンサートの写真です。
Playing wind instruments is of a great help to improve one’s respiratory function.
先日ラジオで昨年亡くなられた丸谷明夫さんにトリビュートを送る番組をされていました。日本の吹奏楽指揮者で御活躍されていたのを改めて知りました。
フランス民謡で日本では童謡として知られている曲です。