まず、検診とは特定の病気にかかっているかを調べるために診療・検査などを行うことで、早期に病気を発見し、治療することを目的としたものです。

私の記事を掲載して頂いた「健康365」10月号(黒プラチナについて)に演歌歌手山本譲二さんの話がありました。深夜、右脇腹の激痛を自覚し、それはのたうち回るほどの痛みで、脂汗まで出てきたといいます。半年ぐらい前からその部がズキズキと痛んだことがあったけど、酒を飲めば治っていたので気にとめることはなかった。でもこの時ばかりは救急病院を受診した。CT検査の結果、大腸癌による腸閉塞による痛みと判明、そして手術を受けられて現在は元気にご活躍されています。

若い頃から生活が不規則で、暴飲暴食の日々を送っておられ、特にお酒の量はひどく、一晩のうちにウイスキーのボトルを1本あけてしまうことも珍しくなかった。体はボロボロだった、術後はそんな生き方を変えておられるようです。野菜を摂る、青汁を飲む、毎日欠かさず1時間ウォーキングをする等です。

さて山本さん、10数年前独立して個人事務所を構えたと時に、周囲の人の勧めで人間ドックを受けられました。その時、尿酸値・コレステロール・中性脂肪等6項目で引っかかり「なんでこんな不快な思いをしなければならないんだ。二度と人間ドックなんて受けてたまるか。」と思ったそうです。

私がもし癌になったら(もうすでに体内にあるかも)、山本さんのように自覚症状が出てからわかるのでしょう。なぜなら、一切検診をしていないからです。検診でもしなんらかの異常が見つかったら、今まで走り続けてきた日常がストップしてしまうのが嫌なのです。

山本さんは私より3つ年上、そろそろ生き方を考え直す時なのでしょうか?癌が見つかった時はもう手遅れというケースも多々あります。一部の人は言います。「最期まで癌と共存できた。だから幸せと思うべき。」と。

でも人間というものは弱いもの、山本さんも実際に癌と告げられて死の恐怖が迫った状態になると“死にたくねぇ”と不安で眠れなかったそうです。

Early detection of cancer usually should be recommended, although I myself don’t feel like doing it so.

最後に山本さんは話されています。自らの決して順風満帆でなかった歌手への道を振り返られ、癌になった後つくづく思うのは“人間必ず壁にぶち当たることがあるが、それでも乗り越えられない壁はない”ということだと。

北島三郎さんの付き人として下積みを始めて研鑽に励んだ結果、ついにヒットしました。だからもともと生命力は半端ではないのでしょう。

 

「みちのくひとり旅」です。

ここでいっしょに 死ねたらいいと
すがる涙の いじらしさ
その場しのぎの なぐさめ云って
みちのく ひとり旅
うしろ髪ひく かなしい声を
背(せな)でたちきる 道しるべ
生きていたなら いつかは逢える
夢でも逢えるだろう