当医院では診療情報の交換はまだまだFAXが多い。でも、今までそんなに不便を感じませんでした。そしてカルテは未だにペーパーカルテ、他の医療機関に乗り遅れるだろうなと思いながら今に至りました。

電子カルテに移行する労力、そしてある期間外来業務が滞る等を考えるとなかなか踏み切れない。そしてこの国自身のデジタル化の遅れもこのコロナ・パンデミックの中で明らかになったのです。

世界各国はウイルス感染拡大に対し、最新のデジタル技術を駆使して防止対策を講じている。例えば、中国・韓国ではスマホの位置情報を使って感染者の追跡や濃厚接触者の特定を行っている。台湾ではマスクの買い占めを防止するために全国のマスクの在庫を把握し、国民IDで購入履歴を管理するシステムが開発された等です。

一方日本では各種の給付金・協力金の支給の遅れが目立つなどで、閉店・廃業をするところが増えています。デジタルシステムの問題ですよね。日本のデジタル化は1980年から進んでいないとCNNは報じています。Stuck in the 1980s.

報道は続きます。“日本ではこのパンデミックの最前線にたつ医師たちによれば、患者を救おうと努力する中で仕事をスピーディに進めることができないそうです。時代遅れの技術が邪魔をしているからです。”それは何?“それは1980年代の遺物です。日本は未だにFAXマシンが使われています。そして今医師たちは、それがまさに自分たちの足を引っ張っていることに気づきつつあります。今回のパンデミックの状況を追おうとする際に。”ある医師は言います。“私たちは書類に手書きで記入してFAXで送らなければならないのです。”

 

“It’s a throwback from the 1980s, the fax machine is still incredibly popular here in Japan. And now, doctors are finding that it’s really slowing them down as they try to track this pandemic.” (CNN English Express)

 

この遅れを取り戻すため今秋、政府はデジタル庁を新たに立ち上げました。でもここにまた接待の問題が…。

アナログ派の私にとってはやはり手書きがいい。こんな情感はデジタルでは伝わらないでしょう。由紀さおりさんの「手紙」です。

死んでもあなたと 暮らしていたいと
今日までつとめた この私だけど
二人で育てた 小鳥を逃がし
二人で書いたこの絵 燃やしましょう
何が悪いのか 今もわからない
だれのせいなのか 今もわからない
涙で綴りかけた お別れの手紙